情けない試合を続けてしまった浦和レッズでしたが、フィンケ監督の続投も既定路線になり、アウェイFC東京戦で見事に引き締めてくれました。
正直、前半はあまり調子が良くなかったと思うのですが、後半になって見違えましたね。ボールが回るようになって。
攻め込んでいる時間帯に得点できないと、悪い癖が出てカウンターでの失点が怖い‥‥と思っていたのですが、落ち着いてエジミウソンが決めてくれました。
Jリーグ第31節
FC東京vs浦和レッズ
11月8日(日)15:04キックオフ・味の素スタジアム
試合結果
FC東京0-1(前半0-0)浦和レッズ
得点者:49分エジミウソン
入場者数:40,701人
後半、得点の直後に原口元気がイエローカード2枚目で退場するという事態もあったのですが、エジミウソンを1トップに残し、なんとか凌ぐことができました。
もう本当に何本、山岸の神セーブに助けられたことか。
それにしても、スポーツ新聞の報道を鵜呑みにする訳ではないですが、フィンケ監督を好意的に思っていない選手もいたことでしょう。
しかし、続投は決まり、いつまで不満を言って、万が一怠慢なプレイをしても、それが跳ね返ってくるのは自分自身です。浦和レッズというクラブが志向するサッカーに、合わせていかなくてはならないのです。
という意味でも、浦和レッズが本格的に変わっていくのは、これからなのかもしれません。アウェイでしかも一人少ない中での貴重な勝利。間違いなく、繋がっていくでしょう。
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2人のセンターバック、坪井と闘莉王のこのコンビは今日の試合ではとても優れた試合をしたと思っています。そして細貝も、しっかりとした距離を保ちながらセンターバックとともにプレーすることができました。それから、右サイドバックの高橋峻希が今日はとても素晴らしいプレーを見せたと思います。彼はまだ19歳ですが、今日のプレーを見れば、彼が今日ピッチに立ったのも、『今日は試合に出られて嬉しい』というレベルではなくて、本当の意味で素晴らしいプレーをチームのためにすることができる存在であることを、今日の試合で彼は示してくれたのではないでしょうか。
守備的MFで無失点勝利に貢献した鈴木は「FC東京はナビスコ杯で優勝して勢いのあるチーム。アウェーで1人少ない中で勝ったのは評価できる」と満足げだった。
フィンケ監督は「10対11になり、やることは決まっていた。球を奪ったらできるだけ長い時間キープしようと考えていた」と狙い通りに逃げ切った選手をたたえた。
▼【J1:第31節 F東京 vs 浦和】試合終了後の各選手コメント
(後半のピンチでのファインセーブは)自分の仕事です。もちろんゲームの中で細かいミスも含めて、ミスというのはつきものですが、今日に関しては全員の守備意識が高くて結果に結びついたと思います。それが大きいと思います。
フィンケ監督は試合後、開口一番「すべての選手が戦う姿勢を見せてくれた」と言葉に力を込めて言い切った。
浦和FWエジミウソンが、チームの連敗を阻止する決勝ゴールを奪った。後半4分、DF高橋峻希の右クロスに呼応してペナルティーエリア内に駆け込み、右足で蹴り込んだ。
後半8分、MF原口が退場になり、数的不利に陥ってからは専守防衛。好守連発のGK山岸とゴールに鍵をかけ、2試合ぶりの完封勝利だ。
シュート数は、わずか5本で枠内に飛んだのは1本だけ。内容では完敗だったが、GK山岸の好セーブもあり、後半8分に原口が退場して10人になる非常事態も乗り切った。橋本社長は「気持ちが入っていた。でも、それだけの試合」と複雑な表情だった。
だがこの日は勝利に沸く浦和サポーターが10分以上、歌い続けていたため、村林社長はサポーター同士のトラブルを懸念。「挑発行為とも取られかねない。(浦和側が)退散を促しているようにも見えなかったので橋本社長に指摘しました」。マッチコミッショナーを通じJリーグにも報告されるという。
歓喜の浦和サポーターが試合後もスタンドに居残って勝ちどきを上げ続けたことに、F東京の村林裕社長が激怒。観衆の速やかな退場を求め、公衆の面前で浦和の橋本光夫社長を一喝する一幕があった。
菊地マッチコミッショナーにも状況を報告した村林社長は「速やかな退場というレベルの度が越えていた。しかも浦和が退場を促さず、把握もしていなかった」と指摘していた。