2009年5月9日、代々木第一体育館で行なわれた「Perfume」のライブ「ディスコ!ディスコ!ディスコ!」に行ってきました。
前回の武道館ライブに続き、今回は果たしてどんなステージを見せてくれるのか?
ぼくにとっては木第一体育館は20年くらい前のブルーハーツ以来になるのですが、あの広い体育館で‥‥とか書こうと思ったら、既に同行したメンバーがブログにエントリーを書いていました。
▼Perfume 代々木体育館ライブ:出会えて良かった ([の] のまのしわざ)
代々木ディスコの冒頭に「Perfume(のライブ)は加入型(参加型)だから」とあ~ちゃんがいいました。Perfumeの3人を、ダンスを、歌を聴きに行くという「受動的」なスタイルではなく、参加する、エネルギーを送る、熱を送る、気を送る(?)、とにかく自分からPerfumeに何か伝えなきゃという気にさせる、相互作用型パフォーマンスがPerfumeなのだと思います。
▼Perfume代々木体育館ライブ:気迫ののっちと参謀あ〜ちゃんとすべてを受け入れるかしゆか:[mi]みたいもん!
これは極めて現代的な音楽グループの在り方でもあるし、実はダウンサイズ可能なモデルでもあるし、Perfumeはずっとそれをやって、スケールアップしてきているわけですね。
▼裏[4k]:Perfume 代々木第一体育館ワンマンライブ DISCO!DISCO!DISCO! – livedoor Blog(ブログ)
率直な感想を言うと「球速150km/hでデビューした新人投手が翌年に160km/h投げても、デビュー時の衝撃はないよね」という感じ。もちろんこれはあくまで個人的な感想で、いいライブだったし、楽しめた。でも初めてPerfumeを観た人のほうがずっと感激できたと思う。
うーむ、これ以上、何を書けばいいのか。
で、終わってしまってもアレなので、個人的に感じたことをつらつらと。前回の武道館ライブでアリーナでせり出したステージが目の前という感じでした。
そして今回は2階席で、例えてみればサッカーのゴール裏と指定席みたいな違いになります。ぼくはどちらかというと、サッカーも指定席でじっくり観戦するのが好きなタイプです。
戦況を見つめつつ、ベンチワークがどのように行なわれているかとか、ボールと関係ないところにいる選手がどんな動きをしているかとか、いわば全体を鳥瞰しています。
なので、今回の代々木体育館ライブも、全体を見回す楽しさというのがあるのではと思っていたのですが、いろいろと収穫がありましたね。
アリーナの人たちの動きですよ。人間の手がね、生き物みたいなんですよ(当たり前)。音楽に合わせて人の波がうねるのですね。そして、タイミングをはかりながら右に左に動いていくメンバーの面々。
ライティングなどのステージの演出なども全て、鳥の視点から味わうことができました。
ただ、ちょっと残念に思ったのはやはり、広すぎるってことなんですよ。武道館の後にはもうここに行き着くしかないという感じでもあると思うのですが、音がずれるのですよなぁ。
本当に、0.1秒とか0.2秒とか、わずかなんですけど、それがどうしても気になってしまって。
しかし、そんなことが気になったのは「YOYOGI DISCO MIX」が始まる前まででした。ちょっといしたにさんのところからお借りしてきますけど、
Perfume退場、スクリーンでは「What is DISCO」の映像。
命令する黒PerfumeとDISCOを探す白Perfume。
ビデオとステージ上がシンクロしていって、白Perfumeの衣装でPerfume再入場。11. Prefumeメドレー(代々木 Disco Mix)
Baby clusing Love
GAME
Twinkle Snow Powdery Snow
コンピュータードライビング
おいしいレシピ
リニアモーターガール
セラミックガール
スウィートドーナツ
というメドレーだったんですね。
「ディスコ!ディスコ!ディスコ!」というタイトルにある通り、ここは本当にディスコを感じましたね。隣にいるのまさんと一緒に「コンピュータードライビング」のところでハンドル切っちゃったりしてね。
始まった直後のMCであ〜ちゃんが「今日はサプライズはないけん」と言っていたのですが、いい意味で裏切られましたよ、ここ。
もう、ここをもう一度みるためだけにDVDを買いたいくらいです。
ちょっと会場が大きすぎるというのはあったんで、確かに迫力は武道館の方が感じました。初めてだったし。でも、一体感という意味では、DVDを見ていろいろ覚えていったので、今回の方が感じられました。
やっぱ、ライブなんだよライブ。
あ〜ちゃんがMCでこんなことを言っていたんです。ライブのために新曲も出すし、テレビにも出てプロモーションをする、と。全てはライブのためである、と。
よーく分かった。
「Perfume」は、コロコロ転がり続けるライブバンドなんだね。
「あたしたちのライブを見ていきなさいよ」的な高慢さのかけらもなく、演歌歌手的なお客さまは神様的な低姿勢の彼女たち。深々と頭を下げる姿は印象的。
それもこれも一気にスターになったのではなく、下積み時代があったことが、彼女たちをそうさせるのでしょうね。
そんな健気な姿を見てね、悪い印象になるはずないじゃないですか。ファンはたまらず商品を買い支えるという構図。まさにWin-Winじゃないですか。
帰宅してからCDを聴きましたが、これはこれでなんだかもの足りない。やっぱりライブがいい。新譜も楽しみなんだけど、やっぱライブがいい!
ところで、戸田市文化会館なんて、チケット取れるの!? 小さいところで見たいけど、小さすぎるー。
▼タイトル未定(初回限定盤) [CD+DVD] [Limited Edition]
▼Perfume 『BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!』
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