「バチカン」世界最小の独立国が誕生から80周年

世界最小の独立国バチカンが誕生80周年という記事より。

カトリックの総本山、バチカン市国がムソリーニ政権下のイタリアとの「ラテラノ条約」締結により世界最小の独立国として誕生して以来、12日までに80周年を迎えた。

恥ずかしながら「バチカン」の成り立ちというのは、詳しく知りませんでした。世界最小の独立国ということで、次のように説明されています。

19世紀後半のイタリアの独立・統一で、バチカンはイタリア中部全域を占めた法王領を接収され対立。1929年2月11日、双方の間で同条約が結ばれ、イタリアがバチカンを独立国として認めることで和解した。

バチカン – Wikipediaによれば、公用語はラテン語で、通常の業務ではイタリア語が使われているそうです。統治者はローマ教皇で、カトリック教会と東方典礼カトリック教会の総本山です。

観光客が入ることができるのは、サン・ピエトロ広場、サン・ピエトロ大聖堂、バチカン博物館周辺のみだそうです。

経済的なところはどうなっているのかと思ったら「国家予算は2003年のデータで歳入が約277億円で歳出290億円」で、主な産業は出版業、モザイク製作とされています。

「ペトロの募金」として知られる世界中のカトリック信徒からの募金や切手の販売、バチカン美術館の入場料収入、出版物の販売、また、それらの収入を「宗教活動協会」(Instituto per le Opere di Religioni/ IOR)を経由して投資運用を行うことで国家財政をまかなっている。

広さは東京ディズニーランドよりも狭いそうです。でも独立国家です。不思議な感じがしますね。


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Googleマップで見るとこんな感じです。

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