拳銃認定エアガン製造「タナカ」社長逮捕という記事より。
東京都北区の遊戯銃製造会社「タナカ」が製造販売したエアガンに殺傷能力があるとして、警視庁組織犯罪対策5課は2日、銃刀法違反(拳銃所持)容疑で、タナカ社長の田中祥元容疑者(64)を逮捕した。
ネタフルでもエアガン「カシオペアタイプ」改造で本物と同等の殺傷能力 → 回収というエントリーでお伝えしていたのですが、無改造で金属弾を発射することができ、業界団体の自主検査を受けずに発売したのは悪質として、エアガン製造会社タナカ社長が逮捕されました。
もともと業界団体ASGKとしては、
しかし、もしかすると、火薬入り密造薬莢ならば発火させてしまう打撃力があるのかもしれない、という漠然とした言いようのない不安が残りました。
としていました。
火薬入り薬きょうを作って実験することは法律で禁止されているため、実際にどうなるか分からないため「組合として公式なアドバイスをタナカに伝えることは不可能でした」としていました。
しかし結果として、無改造で金属弾を発射することが可能だったようです。
警視庁は強度を上げた薬きょう型のカートリッジに火薬を詰めると金属弾を発射でき、拳銃と同様の殺傷能力があると認定。
ASGKには新たに「(株)タナカ製「カシオペアタイプ」回収・提出のご協力のお願い」というリリースが出ていました。
このたび警察庁は、株式会社タナカが製造販売する「S&W M500 8インチ カシオペアモデル」「S&W M500 4インチ カシオペアモデル」「コルトSAA45 5インチ カシオペアモデル」「コルトSAA45 4インチ カシオペアモデル」の4機種を銃砲刀剣類所持等取締法第2条に規定するけん銃と認定いたしました。これに伴い、経済産業省におきましても前述の4機種が武器等製造法第2条に規定する銃砲に該当するものと判断いたしました。
「警察への提出にご協力をいただきますことをお願い申し上げます」だそうです。
「タナカ」社長「おもちゃを作っただけ」というインタビューがありました。「これがなんで拳銃か。お客さんに夢を与えるおもちゃを作っただけだ」と回答しています。
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関係者によると、カートリッジを回転式弾倉に装てんする動作が本物の拳銃と酷似しており、マニアの間では7月の発売当初から話題になった。銃関連雑誌でも「リアルで遊べる魅力的なエアガン」と紹介されていた。
調べでは、田中容疑者は10月7日、タナカ本社などでカシオペアモデルの拳銃867丁を所持した疑い。