アップ中に達也が負傷して先発から外れるというアクシデントがあったものの、試合にはスムースに入っていけたので‥‥しかし結果は2-2のドロー。
先制されるも、平川のアシストから阿部の芸術的なボレーで追いつき、ロスタイム、高原とのワンツーで永井が逆転弾を叩き込み、このまま終わるかと思いきや‥‥。
後半の途中から出場したフランサにゴール前でボールが渡り、技ありのゴールを決められてしまうことに。
本当に残り十数秒でした。それだけに、あの場面で集中力が失われたことが残念でなりません。
永井のゴールで選手たちも半ば勝利を確信してしまったのだと思うのですが、やはり最後の笛が鳴るまでは何が起こるか分かりません。
勝ち点2を失ったといえるでしょう。
鹿島アントラーズ、ガンバ大阪、名古屋グランパスと、首位争いしているチームが相次いで負けたので、ここで勝てば首位でした。
阿部「最後の笛が鳴るまでは集中を切らしてはいけない。同じことを繰り返さないようにしたい」
高原「自分たちのまだ甘いところ。誰が悪いということではなくて、チームとして集中しないといけない」
エンゲルス監督「最終的に引き分けは困る。最後のシーンは体を張ってクリアしなければならない。落ち着いていればあと30秒は守れた。それがプロ」
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後半、ロスタイムに入った直後。FW高原とのワン・ツーから、FW永井がGKと1対1となり、冷静に右に流し込み逆転。だが、その直後に柏が相手の一瞬のスキを突いて、FWフランサがゴール。結局2-2のまま試合は終了した。
「力を入れずに軽く振り切れた」強烈な弾丸はゴール右隅に突き刺さった。先月31日のバイエルン戦でのオーバーヘッドに続く、世界級のボレー弾。
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