“フォークの神様”岡林信康、封印の作品CD化のワケという記事より。
“フォークの神様”岡林信康(61)の、活動初期の名盤がこの夏から順次復刻される。「自作自演コンサート狂い咲き」など岡林がかたくなにCD化を拒んでいた幻の音源を含むファン垂涎の13タイトルだ。
復刻を手がけるのはディスクユニオンで、初期の岡林作品がCDショップでは全く手に入らないことから、手紙で復刻を訴えたのだそうです。
さらに茅ヶ崎のライブにも出向き「若いところが気に入った」として、具体的な交渉に入ることができたのだとか。
もともと復刻されなかったのは「岡林さんが過去の作品を再び出すことに全く興味がなかったから」なのだそうです。
とりあえずデビュー作「私を断罪せよ」がリリースされ、8月には「見るまえに跳べ」「俺らいちぬけた」と続き、13タイトルが復刻されます。
その後はおおよそ2カ月に1度のペースで復刻され、「岡林信康リサイタル完全盤」「岡林信康フォークジャンボリー」など初CD化作品がズラリ登場。「私たちの望むものは 岡林信康・音楽青春場所実況録音」はカセットのみで発売された幻のライブ盤。
「私を断罪せよ」には、部落差別に関する内容で放送禁止となっている「手紙」も収録されます。
岡林信康は、
「私の40年の歩みのほんの序章にしか過ぎない。現在の御歌囃子(おかばやし)に至る歩みと、今現在の音楽スタイルに是非興味を持って頂きたい」
とコメントしているということで、本当に昔のことには興味がなかったのですね。