ブログでのアフィリエイト利用、7割以上に–アフィリエイトマーケティング協会が調査という記事より。
NPO法人、アフィリエイトマーケティング協会は11月27日、「アフィリエイトプログラムに関する意識調査2007年」を実施、結果を発表した。
なかなか読み解くのが難しい調査なのですが、
・リサーチモニター「アンとケイト」のアフィリエイト経験者 15,480人
・協会回答者(アフィリエイト・カンファレンス参会者等) 158人
が対象になっているので、
・ライトなアフィリエイター
・本腰を入れているアフィリエイター
として見ると、面白いのではないかと思います。
例えば、利用経験年数で見ると、
調査パネルが「1年未満(36.5%)」と「1年以上~2年未満(31.0%)」で7割弱に達し、利用経験が浅いのに対し、協会回答者では「1年未満(24.1%)」が最も多いものの、「3年以上~4年未満(20.3%)」や「5年以上(17.1%)」も多く、利用経験が長いことがうかがえる。
ということが分かります。
で、収入のところを見ると、次のようになっています。
調査パネルは「収入はない(23.9%)」と「1000円未満(43.6%)」の合計が過半数を超えるのに対し、協会回答者では「5000円以上1万円未満(14.6%)」が最も多く、次いで「1000円以上5000円未満(13.9%)」「20万円以上~50万円未満(10.8%)」
ライトな人たちと「アフィリエイト・カンファレンス」に参加するような本腰を入れている人たちとの差が分かります。
とはいえ、158人の10.8%なので、副業の域を出ているのは本腰を入れている人たちの中でもそれほど多くないのでは、ということも分かります。
もう一つ興味深いのは、
ブログでのアフィリエイトプログラム利用については、調査パネルの78%、協会回答者の75.9%が利用していると回答した。さらにブログがアフィリエイトの主要サイトかを聞いたところ、調査パネルでは60.8%が主要サイトと回答したのに対し、協会回答者では45%にとどまった。
というところで、ライトな人たちはアフィリエイトの手段としてブログを利用している人が多いけれど、本腰を入れているアフィリエイターはそれ以外にきちんとサイトを作っているのでは、というのが見えるところですね。
・ライトな人はブログを使ってアフィリエイトしている→収入なし
・本腰を入れている人はアフィリエイト用サイトを作っている→収入あり
みたいなことが想像できるのですが、今後はこうした数字がどのように変化していくのか、興味があったりします。
利用したことがあるASPについては、調査パネルは「楽天アフィリエイト(66.7%)」が最も高く、次いで「アソシエイト(55.6%)」「A8.net(47.6%)」と続く。一方、協会回答者は「A8.net(86.1%)」が最も高く、次いで「バリューコマース(81.6%)」「リンクシェア(81.0%)」「アソシエイト(81.0%)」
このあたりの数字も興味深いですね。ライトな人たちは、やはり簡単な仕組みを使っているし、本腰を入れている人は、作り込みをしていることが伺えます。
逆に事業者からすると、どういうユーザをターゲットにするかによって、どういうアフィリエイトASPを利用するのか、どういう仕組みにしたら良いのかが見えてきそうです。