朝青龍に事実上の引退勧告…2場所出場停止、4か月自宅謹慎の厳罰という記事より。
処分は〈1〉秋と九州の2場所出場停止〈2〉この日から11月25日の九州場所千秋楽まで4か月間にわたり自宅、部屋、病院以外で特別な事情がない限り外出を認めない謹慎〈3〉8月から4か月間の30%の減俸。
夏巡業を休場するのにモンゴルでサッカーをしていた朝青龍に、相撲協会から処分が下されました。
いずれも過去に例のない厳罰になっているということで、記事では「事実上の引退勧告とも取れる厳罰」とされています。
「横綱の2場所連続休場は自動的に次の場所は進退がかかる」ので、2008年の初場所は進退をかけての場所になるということです。
金額的に見ると、分かりやすいかもしれません。「減俸と出場停止で昨年の8~11月に比べ5000万円以上の減収」だそうです。これは確かに大きいですね。
診断した医師には「ヤケを起こして引退せず、謹慎明けの12月の冬巡業から改心した姿を見せることを約束」したということですが、どうなるでしょうか。モンゴルに帰国もできません。
「甘い」!横綱の処分にファン不満という記事によると、
厳しい意見の中には「国技をばかにしている」「出場停止は協会側の処分であって、横綱自身が反省する形ではない。何らかの意思表示をすべき」と引退を求める声だけでなく「大関へ降格」「今こそプロレスに転向せよ」などの“注文”も。
という緊急アンケートの結果も発表されています。相撲協会にも「処分が甘い」という電話がかかっているということです。
プロレスに関しては、
▼新日、朝青龍引退後の参戦歓迎
▼K—1谷川氏 朝青龍獲得へ動く?
といった記事も出ています。現時点はあり得ない話ではありますが。
朝青龍2場所出場停止…逆ギレ引退シナリオも浮上によると、朝青龍は引退後はモンゴルに帰国してヒーローとして生きるために、あれこれと事業をしており、そのために頻繁に帰国するのだそうです。そのため曙や小錦のように帰化しないとも。
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ウランバートル市民の男性(65)は「朝青龍は大相撲の記録を破ってきた。相撲協会はさらに記録が破られることを恐れたのかもしれない」と不満そうに語った。
現役横綱の不祥事としては、途中休場した49年秋場所中に日米野球を観戦し、責任を取って自ら引退した前田山の例がある。また87年末に師匠との確執から双羽黒が廃業した際には、師匠のほか、横綱推挙の責任から全理事に減俸処分が科された。
普段からけいこ不足を指摘される横綱が、本場所と巡業への参加を断たれれば、心技体の低下は免れない。北の湖理事長は「休んだら、筋肉を取り戻すのに1、2カ月かかる。盛り返すにはよほど努力しなければならない」と、再起が容易ではないとの見方を示した。
朝青龍は横綱になる以前も、部屋の格下力士にエアガンを撃ち込む悪質ないじめをしていたことを週刊誌に報じられるなど、その素養に疑問符がつけられていた。
北の湖理事長は「モンゴルへの帰国は認めない。地方場所(九州)での部屋への帯同は認める。基本的には行事に参加させない」との談話を出した。
横綱は、もともとは観戦だけの予定でしたけど、観戦していた子供たちからの大きな声援に後押しされて、飛び入りで参加してしまったようです。