船が川を上る「見沼通船堀」

船のエレベーター『Falkirk Wheel』の動画がすごいというエントリーより。

実はこれ、船のエレベーターだそうです。ゴンドラが付いた巨大なホイールが回転し、船を持ち上げてくれます。高低差のある運河間を行き来するために建築されました。高さは24メートルもありますよ。

POP*POPで高低差のある運河間を行き来するための船のエレベーターが紹介されていたのですが、我が旧浦和市にも世界に誇る(?)仕組みがあるのですよ!

見沼代用水にある「見沼通船堀」という閘門式運河がそれです。見沼代用水は旧浦和市の東に位置する灌漑農業用水です。

地元のことなので、さいたま市の子供は小学校で習うのですが、そうでない人にはほとんど知られていない仕組みかもしれませんね。

この「見沼通船堀」は、見沼代用水と江戸に続く芝川を結ぶためにつくられた運河で、高低差3mあったことからつくられました。代用水の土木的特長で写真を見ることができます。

より具体的に知りたい方は「閘門式運河の説明」でFlashアニメーションをご覧ください。エレベーターほどすごいものではありませんが、川をせきとめて少しずつ船が上っていく様子が見られます。

船が川を上るなんて[これはすごい]と子供心に思ったものでした。

ちなみに「見沼代用水サクラマップ」というページがあるように、桜の名所でもあります。あまり知られていないせいか、桜が見頃でもそんなに混雑することがありません。近所の方にはおすすめですよ。

桜@見沼代用水とかそうですね。ぼくも毎年、桜を見に行きます。