ファンサイドから,ワールドカップでの勝ち方を伝授してみるというエントリーより。
まず、かましのフェイクが必要だ。
「オレは、サッカーにはもう興味がないんだ。
サッカーは金に汚いから辟易している。
もうサッカーなんてどうでもいいよ」
というのが今イタリアの流行である。
スポーツと言えばサッカーしかないようなこの国の男子が
クチを揃えてこのセリフを吐く。
しかし今日、完全にこれがフェイクだったと思い知った。
野球素浪人で、イタリア人が裏金でサッカーに辟易したそぶりを見せつつ、やっぱりサッカー大好きなんだよ、やっぱりやっぱりな話を書いてくれています。イタリアから生の情報、楽しい!
いつもは家の主である「オレはバレリア」のお父さんが
いの一番に出迎えてくれ、そしてこの主が、妻の台所仕事を
いつも甲斐甲斐しく手伝っているのだが、今日は全くその様子が無い。
リビングのソファーにドカッと腰を掛け
爆音でテレビを付け、試合待機している。
しかももうすでに出来上がっている・・・
何本飲んだんだ、この人?という面持ち。
いやー、猛烈に面白いですね、このエントリー。普段は甲斐甲斐しいお父さんが、ことサッカーになると人が違ってしまうという。日本だと、野球大好きな親父さんですかね。
しばらくして主は試合開始と共に、友人の息子から
大音量が出るスプレーを力ずくで取り上げ
うれしそうに鳴らしまくる。
このね、写真がある訳ですよ。取り上げている写真が。それがまた愉快。
試合終了は23:00ちょっと前。
そこから奥さんはキッチンに行き、肉を焼きだす。
鳥、豚、牛をまとめてオーブンに。なかなか斬新だ。
1時間ほどして食卓が出来上がる。時計を見ると、日にちが変わっていた。
「今から肉かよ・・・」と、この日の負け犬は思うが
勝ち組どもは「これが当然」という顔をしながら肉にほおばりついている。
おかしい。深夜の晩餐はおかしいよ。でも、勝利の晩餐はさぞかし美味でしょうね。くうう。
いやー、でもいいなー、イタリア! ヤギさん楽しそう!